TLS 1.2 復号・卒論

先週実施したこと

• サーバによる TLS 1.2 メッセージの復号用コンポーネント完成
• 卒論記述

サーバによる TLS 1.2 メッセージの復号用コンポーネント完成

• PR: https://git.softlab.cs.tsukuba.ac.jp/ichiki/ebpf-afw-rust/pulls/23
• rustls の改造
  • 通信内容の各種検証を無視 https://git.softlab.cs.tsukuba.ac.jp/ichiki/rustls/commit/47c00d7ee74c26d0dd8315920ab19e50080d1b6a
  • 外から client_random と master_secret を注入できるように https://git.softlab.cs.tsukuba.ac.jp/ichiki/rustls/commit/4fdf6ebdb8e08cbc84eedcec8663070d04a7a54f
• rustls::ClientConnection は io::Read + io::Write な構造体をアンダーレイとして受け付ける
  • 本物の TCP 接続である必要はなく、正しい順序で TLS のデータを流し込めば平文が出てくる https://git.softlab.cs.tsukuba.ac.jp/ichiki/ebpf-afw-rust/src/commit/096f447f26a5da315614ebbf8a8305be6d8944d6/ebpf-afw-core/src/tls.rs

卒論記述

• plaintext で書いていたものを LaTeX に起こして 21 ページ
• https://git.softlab.cs.tsukuba.ac.jp/ichiki/docker-coins-thesis

今後の予定

• 論文の目次作成
• rustls::ServerConnection に関しても復号できる機構を作成する
• SSL keylog file を動的に読み込む機構を inotify 等利用して実装する
• ルールの追加・削除をユーザができる CLI ツールを作成する
• （余力があれば）キャプチャしたパケット列について TCP のフラグメンテーションを復元するための機構を挟む